先輩社員へのインタビュー一畑住設で働く!
一畑住設では、顧客満足と地域貢献を目指し、地域と家庭のあらゆる分野で日々まい進しています。
経験と技術、そして情熱をもってそれぞれのフィールドで活躍する社員へのインタビューを通して、「一畑住設で働く」とはどういうことか、皆さまにお伝えできればと思います。
壁や床の下から暮らしを支える
朱色の円に描かれた白い双葉――。「融和」「成長」「情熱」を表した一畑グループのロゴは、島根県東部を中心にあちこちで目にする。当グループは、1914年の営業運転開始以来、宍道湖北側の主要な交通機関であり続ける一畑電車を始め、運輸業から観光・宿泊業、建設・不動産業などさまざまな分野で地域の発展に寄与してきており、圧倒的なブランド力を誇る。
経営の多角化を進める中、事業の多くは現在、各々のグループ会社が運営しており、《一畑住設》は住宅・建築総合設備と一畑電車の電気設備の設計・施工・保守管理を担う。2018年春には電気通信会社TDS(松江市)とも合併、ソフト関係事業も強化する。「うちの強みは、電気・管工・建材という三つの異業種を抱え、住宅関係の基礎が全部できてしまうところ。パブリック施設から一般住宅まで、壁や床の下から市民の暮らしを支えているという自負はあります」と石原浩社長は話す。
一畑電鉄の子会社として運営
会社のルーツは、昭和40年代に遡り、大きく二つの流れがある。
一つは、親会社となる《一畑電気鉄道》は、電鉄内で蓄積された土木・建設などの技術力をもとに建設事業を行う《一畑興業》を設立、そこで建材など扱う商事部門が分社した《一畑商事》。
二つ目は、電車の保守業務や一般の電気・水道工事を行う《一畑電工》、空調機器や冷凍冷蔵機器の販売、施工・保守などを行う《一畑冷熱》を合併した《一畑電設》である。
2005年、今後の建設業の縮小懸念や企業規模の拡大を狙って二つの会社が合併してできたのが《一畑住設》だ。「親会社はもともと電車を走らせることがメーンでした。しかしそれに付随して沿線の地域活性化を進めたり、時代の変化に応じて生まれたニーズを自社で担おうとしたりして、多角的な事業内容になってきました」と石原社長。
《一畑住設》設立当初は、業務の受注も関連グループ会社に依存しがちだったが、徐々に実績を積み重ねる中、技術力の高さが評価され、現在は多くの建設会社や工務店などを取引先に、一般住宅や公共の建物づくりに携わっている。自社の強みを石原社長は強調する。「電車って直流電気、交流電気、高圧電圧、低圧電圧とさまざまなパターンの電気を使う。さらに通信関係も関与する。それだけ技術の幅が広く、深みもあるということです。TDSとの合併で、さらに業務の広がりが生まれるはずです」。
電気設備同様、毎日の生活にかかせないのが、上下水道、トイレ、キッチン、風呂などのいわゆる「水回り」。
次回は、これら水回りを担う「管工事」についてお届けします。